晴れ、ときどき京都

3年間の京都暮らしから地元に帰ってきました。

見渡せば花も紅葉もなかりけり

三年間の京都暮らしを終えて、地元に戻ってきてから半年以上の時が過ぎた。帰ってきてから時間の経過が長く感じられる。新しい生活になったから、というのもあるし、地元に帰って早々に、大きな喪失感を覚えるできごとがあったからでもある。

 

見渡せば花も紅葉もなかりけり 浦の苫屋の秋の夕暮

 

京都の紅葉を見ることができない秋がめぐってきて思う。このさみしさは、あの華やかでいて癒しに満ちた、燃えるような赤と黄色の世界を見てきたからなのだと。あの美しさを知っているからこそ、いまは「ない」ことが悲しい。そして、もうひとつの喪失感も、楽しい日々がたくさんあったからこそ、いま、その日々が遠くなってしまってさみしいのだと。

 

しかし、なんだかんだで人は立ち直っていかなくてならないし、また立ち直るようにもできているのだ。立ち直ってしまうことへの若干の悲しさも感じつつ。なぜかというと、立ち直ってしまうとよけいに「遠く」なってしまう気がするからなんだ。遠くなっていくことに変わりはないのにね。

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京都、どこが良かったですかーって、よく聞かれるけども、やっぱり嵐山が好きだったな。二尊院とか大覚寺とかずっと奥の方まで紅葉狩りが楽しめる。

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そして、トロッコ嵯峨駅そばの老舗喫茶店ヤマモトもおすすめなのです。